避妊の方法と仕組み、避妊成功率についてご紹介します。

ピルによる避妊

避妊は大切

ベッドに座るカップル

突然ですが、皆さん恋人は居ますか?

自分にとって非常に大切で、かけがえのない存在である恋人……その人との体を触れ合わせてのスキンシップというのは非常に大切なもので、普段言葉で伝えている相手を大切に思っている気持ちをより強く伝える事が出来ますし、時には口では伝えることが出来ないような、相手に対して思っていることを直接相手に伝えることが出来ます。

しかし、そんな大切なスキンシップの中でも性行為を行う際は、しっかりと避妊を行わないと望まない妊娠をしてしまう事がありますし、それによって相手を傷つけてしまうこともあります。

それほど避妊というのは非常に大切なものなのですが、皆さんは避妊方法やそれらの成功率についてどれくらいの知識がありますか?

多くの人は避妊と言えばコンドームやピルを想像しますが、実はこの2つ以外にも様々な避妊方法が存在しており、更に各避妊方法によって避妊の成功率というのは大幅に変わってくるのです。

なので、もし確実に避妊を行いたい、という風に思っているのであれば、どのような避妊方法があるのか、それらがどれくらいの避妊成功率なのか、というのを知り、その上で自分にとっても最も良い避妊方法を選択してみましょう。

継続して服用しよう

白い錠剤

避妊方法の中には「男性が主導となって行うもの」と「女性が主導となって行うもの」の2つの避妊方法が存在しています。

それら2つの避妊方法の中でも女性が主導となって行うものに「低用量ピルの服用」というものがあります。

この低用量ピルというのは多くの人は「ピル」と略して呼んでいるものですが、これは「服用することによって脳に体を妊娠状態であると錯覚させて避妊を行う」という特徴があります。

このピルを用いた避妊方法ですが、避妊できるのはもちろんですが、薬の服用方法によって月経周期をコントロールできるようになるため、月経不順などに悩んでいる人はこの避妊方法を用いることによって、自分の都合の良いタイミングで月経が起こるように調整していくこともできる優れものなのです。

更に、脳に対して体が妊娠していると思い込ませるために、ピルの中には「エストロゲン」と「プロゲステノーゲン」と呼ばれる女性ホルモンが含まれているため、服用することによって体内の男性ホルモンの作用を抑え、ニキビや多毛症を改善することも出来るのです。

なので、低用量ピルというのは「1度で様々な効果を期待できる避妊方法」ということもあり、非常に多くの人がこの低用量ピルを利用した避妊を行っています。

どのようにして避妊するのか

避妊の仕組みを説明する医者

低用量ピルを服用した避妊方法と言うのは「脳に対して体が妊娠していると思い込ませる」という方法での避妊ですが、多くの人は「確かに既に妊娠していれば新しく妊娠することは無い、でもどうして本当に妊娠していないのに、妊娠していると思い込ませられるの?」と疑問に思うはずです。

まず低用量ピル内には前述の通り「エストロゲン」と「プロゲステノーゲン」と呼ばれる女性ホルモンが含まれており、これらの成分を体内に摂取すると血中内のエストロゲンとプロゲステノーゲン濃度が上昇します。

そうすると、脳が「体内の女性ホルモンの濃度が高い、つまり今体は妊娠しているんだ!」と錯覚を起こし、脳が排卵中枢と呼ばれる部位に対して「排卵しないように!」と、活動を抑制するように呼びかけるのです。

そうする事によって排卵を抑制しつつ、更に子宮内に存在している「頚管粘液」と呼ばれるものを粘着性のものに変質させることにより、精子が膣内に侵入した際に子宮内まで入り込みにくくする、子宮内のグリコーゲン産生を減少させることによって、受精卵が生存できないような環境を作りつつ、子宮内膜を薄くして着床しにくい状態にするなど、様々な作用が体に起こり、妊娠しないようになるのです。

非常に高い避妊成功率

低用量ピルを推奨する女医

低用量ピルを服用した場合、脳が妊娠しない状態を作り出し、更に薬効によって着床が起こり辛い、受精卵が生息し辛い状況を作り出すため、低用量ピルを服用した場合の避妊成功率というのは非常に高く、用法用量や服用の際の注意点を全て完璧に守る「理想的な服用」と言われる物を行えば避妊成功率は「99.9%」と言われていて、もし服用時間に若干のズレが出てしまうなどの「理想的な服用から外れた服用」を行った場合であっても、避妊成功率は「99.7%」程ある、という風に言われています。

人によっては「ピルを服用すれば100%避妊できる」という風に思っている人も居ますが、どのようなものにも100%と言うものは存在していません。

その為、ピルを服用する際には「避妊成功率は100%に近いけれども、100%ではない」という事をしっかりと覚えておき、信頼するけれども過信し過ぎる事の無いようにしましょう。

また、服用方法を間違ってしまうと避妊成功率はガクッと下がってしまい、時には一切避妊効果が期待できなくなってしまうこともあります。

そのような事態にならないように、低用量ピルを服用する際にはきちんとした服用方法や薬に対しての知識を身に着け、その上で確実に服用するようにしましょう。

参考サイト 避妊薬|低用量ピル・アフターピル|効果・副作用|お薬なび

緊急時にはこちらを

アフターピルの一つ、アイピル

ピルと呼ばれる避妊薬の中には「低用量ピル」と呼ばれる物以外に「アフターピル」と呼ばれるものがあります。

このアフターピルは低用量ピルのように内部に多量の女性ホルモンが含まれているのではなく、内部には「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」というものが含まれています。

低用量ピルのように服用することによって脳が妊娠していると思い込ませて避妊を行う、と言うものではなく、アフターピルは「服用することによって体内の女性ホルモンの量を急速に増加させることによって強制的に月経を引き起こし、避妊を行う」というものです。

その為、このアフターピルは低用量ピルのように「前もって行う避妊」ではなく「避妊失敗時の緊急避妊薬」という扱いになっています。

アフターピルは用法用量を守れば低用量ピルと同じように非常に高い避妊成功率を期待する事が出来ますが、体にかかる負担というのは低用量ピルの比ではありません。

なので、アフターピルは「低用量ピルを飲むのが面倒だから、こっちを服用する」というような気軽さで服用するのではなく「妊娠する可能性のある日に避妊をしながら性行為を行っていたつもりだったけれども失敗していた」というような状況あるいは「性犯罪の被害にあってしまった」というような、本当の緊急時にのみ服用し、過度に使用することのないようにしましょう。

様々な避妊方法

手軽な避妊方法

コンドーム

避妊方法の中でも非常に多くの人が行っている物に「コンドームを使用しての避妊」というものがあります。

コンドームというのはラテックスと呼ばれる天然ゴムやポリウレタンで作られた先が片方塞がれた円柱状の柔らかい筒型の袋のようなものです。

このコンドームを利用した避妊というのは低用量ピルを使用した避妊のような「女性が主導となって行う避妊」とは異なり、性行為を行う際に男性がこのコンドームを使用して避妊を行う「男性が主導となって行う避妊」の代表的なものになります。

以前まではこのコンドームというのは非常に分厚く、更にゴムやウレタンの持つ独特な匂いがあったため、通常の避妊目的であっても、利用するのを嫌がる人も非常に多く居ました。

ですが、現在では0.02ミリや0.01ミリというような、身につけている感覚を殆ど感じない程に薄く、更に独特な匂いも殆ど存在していない製品や、匂い・味がコンドームに添加されているのでオーラルセックスを行う際にも抵抗なく口の中に入れることが出来るようになっている物も発売されています。

更にコンビニエンスストアや薬局などの一般的な店舗でも販売されていて、誰でも気軽に購入できる為、日本では避妊を行うということは「コンドームを使用する」と言っても良いほどに非常にメジャーな避妊方法になりました。

被せて侵入防止

バナナに被せたコンドーム

コンドームを使用した避妊の仕組みというのは非常にシンプルかつ分かりやすい避妊方法となります。

使用する際にはまず性器をしっかりと勃起させ、勃起した性器にこのコンドームを被せ、その状態で性行為を行うだけで避妊を行うことが出来ます。

コンドームというのは性器に装着する必要があるので、片側は装着用の穴が空いていますが、反対側は蓋がされているので袋状になっています。

そのため、このまま性行為を行って射精をしたとしても、袋状になっている部分に精液が溜まり、子宮や膣の中に精液が入り込む事無く、物理的に妊娠するのを阻止することが出来ます。

更に、コンドームの中には精液が溜まる部分に「殺精子剤」と呼ばれる薬品が塗布もしくは溜められている製品があります。

この製品を使用した場合、射精した後にその薬品と精子が接触することによって精子の動きを弱める、もしくは精子を駆除し、万が一コンドームの内部から精液が漏れ出し、子宮内などに入りこんだ際にも妊娠する可能性を下げることが出来る物も存在しています。

また、コンドームを使用した場合は性器の周りにコンドームによる「被膜」が出来ているような状態となるため、万が一自分やパートナーが性感染症になっていたとしても、直接性器同士が接触することが無いので、性感染症に感染すること無く性行為を楽しむことが出来るのです。

過信は禁物

コンドームを付けていても過信は禁物

コンドームは非常に高い避妊効果があり、きちんとした装着方法で性器に装着し、射精後は速やかに膣内からコンドームを出して性器から取り外すなどの対応を行うことによって「90%」程の確率で避妊を行うことが出来ます。

低用量ピルと比較すると避妊成功率が低いように見えますが、それには理由があります。

その理由というのは「コンドームは破れやすいので、利用方法を間違えると避妊できなくなる」というものです。

コンドームというのは非常に薄く作られていますが、ある程度の丈夫さは持っています。

その為、通常の性行為であれば特に耐久力が足りなくて破れてしまう……ということはありませんが、あまりに激しい性行為を行ってしまった時や、装着時に乱暴に扱ってしまって傷が入ってしまった、使用期間を超えてしまったので素材が劣化してしまっていた、というようなときなどはすぐに破れてしまいます。

更に、最近のコンドームというのは「つけているのかどうか分からないほどに薄い」というのを売りにしている製品もありますが、そのような製品は破れた時の感覚がわかりにくいというデメリットも持ち合わせているので、そのような製品を利用していると「気がついたら破れていて避妊できていなかった」ということもあるのです。

なので、コンドームを使用する際は「過信しすぎない」というのを忘れないようにしましょう。

子宮内に装着する避妊具

避妊リング

非常に多くの人が利用している避妊方法である「低用量ピルの服用」と「コンドームの装着」以外にも、実は避妊方法は存在しています。

その一つに「避妊リング」と呼ばれるものを利用する方法があります。

この避妊リングというのは女性が主導となって行う避妊方法なのですが、これは「子宮内に避妊リングを装着して避妊を行う」というものです。

避妊リングという言葉を聞いたことが無い人は「一体どのようなものなのだろうか」という風に思うかもしれませんが、これはT字型の棒状のもので、製品によっては殺精子剤などの薬剤が塗布されているようなものも存在しています。

使用する際には産婦人科などの専門医院に行き、装着しても問題がないかどうか、というのを検査してもらい、その上で問題がなければ子宮口から避妊リングを挿入し、子宮内に装着してもらいます。

装着後は感染症の予防のために数日間抗生物質を服用する必要がありますが、それが済めば後は約5年の間は定期的な検診で様子を見る以外はメンテナンスの必要も無く、避妊を行うことが出来るのです。

更に、この避妊リングは取り外すことも出来るため、パートナーと話し合って「そろそろ子どもを……」と思った時には産婦人科で取り外してもらうことによって、再び妊娠できるようになります。

異物による着床防止

子宮内に装着することによって避妊する避妊リング

子宮内に装着することによって避妊を行う「避妊リング」ですが、多くの人は「どうして中にこの避妊リングを入れるだけで妊娠しなくなるの?」という風に思うはずです。

コンドームであれば精子が子宮内に入り込むのを物理的に阻止する、低用量ピルであれば薬品によって体質を変える……ですが、避妊リングは特に何かを服用している訳ではないので、コンドームをつけずに射精を行えば子宮内に精子が入り込みますし、卵子と精子が結合することによって受精卵も作られます。

この避妊リングというのは「着床しようとした受精卵が着床しようと思っても、避妊リングと接触してしまって上手く着床できない」という環境を作りだす事が出来るのです。

着床しなかった受精卵は成長することが出来ないので、そのまま体外に排出されます。

なので、この避妊リングというのは非常に高い避妊効果が期待できるのです。

更に、避妊リングによっては本体に殺精子剤が塗布されている物なども存在しているので、そのような避妊リングを使用することによって、子宮内に精子が入り込んだ際にも精子の活動を阻害し、妊娠する可能性を下げる事も出来るのです。

コンドーム以上の避妊率

「99.8%」程の避妊率が装着期間中に継続する避妊リング

避妊リングを利用しての避妊成功率と言うのは非常に高く、多くの人が避妊を行う際に利用しているコンドームが「90%」ほどの避妊率であるのに対して、避妊リングは約「99.8%」程の避妊率が装着期間中、継続し続けます。

ですが、この避妊リングを利用する際には注意しないといけない点が幾つか存在しています。

まず「定期的に取り替える必要がある」という点です。

避妊リングは1度装着すると最長で「5年間」の間同じ避妊リングを使用し続けることが出来ます。

ですが、それ以上の期間同じものを使用することは推奨されておらず、もし装着から5年経過した後も避妊リングを使用したいのであれば、一旦体内に入っている避妊リングを取り外し、再度取り付ける必要があるのです。

また、この避妊リングは形状としては棒状のものが体内に入るため、場合によっては子宮内を傷つけてしまったり、子宮を避妊リングが貫通してしまい、子宮外妊娠を起こしてしまう可能性もあります。

また、体質によっては異物が子宮内に入ったことによって体調を崩してしまう人も居ます、なので万が一避妊リングを使用していて体調を崩してしまった場合は、きちんと病院に行って診察を受け、避妊リングを継続して使用するかどうかを決めるようにしましょう。

ペッサリーでコッソリと避妊を

ペッサリー

避妊方法として多くの人が利用しているコンドームですが、実はこのコンドームと同じような製品の中には「女性が使用するコンドーム」と呼ばれているものがあります。

それは「ペッサリー」という名称の避妊具です。

このペッサリーはコンドームのように薬局やコンビニエンスストアなどで購入することができず、産婦人科で処方してもらうしか入手方法が存在していないので、実際に利用している人も少ない、若干マイナーな避妊方法と言われています。

使用するためにはまず産婦人科に行き、自分の子宮口のサイズを測定してもらいます。

ペッサリーは子宮口に対して装着する必要があるので、まずは自分の子宮口に合ったものを医師から処方して貰う必要があるのです。

その後、その子宮口のサイズに合ったペッサリーと精子の活動を阻害・駆除を行う殺精子剤をゼリー状にした「避妊ゼリー」と呼ばれる物を医師から処方してもらう事によって、ペッサリーを利用した避妊が行えるようになります。

実際に利用できる用になるまでに手間がかかり、実際に利用する際にも若干の手間がかかる避妊具ですが、利用するメリットも存在しているので、状況によっては使用してみるのも良いでしょう。

カバーをして避妊をしよう

別のタイプのペッサリー

ペッサリーを実際に利用しての避妊ですが、避妊方法自体は非常に簡単な物となっています。

まず、性行為を行う前にペッサリーに対して殺精子剤をゼリー状にした避妊ゼリーをしっかりと塗布します。

その後、膣内にペッサリーを挿入し、子宮口に対してペッサリーを被せてしっかりと蓋をする事によって、避妊の準備完了です。

後は通常通りの性行為を行うことによって、射精によって膣内に精液が入り込んだとしてもペッサリーで蓋がされているので子宮内に精子が入り込む可能性が低くなり、更に精子自体も避妊ゼリーで活動を阻害される為、妊娠する可能性も低くなります。

使用後はすぐに体内から取り出すのではなく、8時間程体内にペッサリーを入れたままにしておき、体内に残っている精子を確実に駆除する必要があります。

8時間経過後は24時間以内に取り出さないと体内で炎症を起こしてしまう可能性があるので、使用後取るのを忘れていた、ということの無いように、しっかりと注意を払っておきましょう。

また、ペッサリー自体は使いまわすことが出来るので、体内から取り出した後は水やお湯などを利用してしっかりと洗浄を行い、洗浄後は自然乾燥を行い、清潔な状態にしておくようにしましょう

高い避妊率をコッソリと

ペッサリーは病院で

ペッサリーは使用する際に若干手間がかかってしまうと、病院に行かないと手に入れることが出来ないのでコストがかかる、という難点がありますが、避妊成功率は比較的高い事でも知られています。

避妊成功率としては男性が使用するコンドームと同じで「90%」程と言われている為、使用することによって非常に高い確率で避妊を行うことが出来ます。

ですが、人によっては「それなら相手にコンドームをしてもらった方が良いんじゃないの?」という風に思う人もいるかもしれませんが、人によっては「性行為をする時にコンドームをつけていると思ったように射精できない」というような理由をつけてコンドームをつけたがらない男性というのも一定数存在しているのです。

そのような人に対してコンドームを付けるように言うのは、場合によっては喧嘩の火種になってしまうこともあるので、このペッサリーを使用して人知れず避妊を行っている……という人も比較的多くいるのです。

なので、もしパートナーが避妊に対して協力的ではないけれども、自分は避妊をしっかりと行いたい、という風に思っている人はこのペッサリーを利用し、コッソリと避妊を行ってみましょう。

お金をかけずに避妊を

オギノ式を説明する女医

低用量ピルの服用を始め、避妊を行う際には医薬品を服用する必要があったり、専用の器具を購入して体に装着するなどの手間とコストがかかってしまいます。

なので、人によっては「そこまで高いコストをかけられない」という人もいるかもしれません。

そのような人は、お金をかけずに避妊を行う方法というのを知っておきましょう。

その方法というのは「オギノ式」というものです。

このオギノ式というのは別名「リズム式」とも呼ばれる方法で、この避妊方法を提唱した「荻野久作」という産婦人科医の名前から名付けられた避妊方法です。

この方法は、荻野久作先生が発表した「排卵してから次の月経が起こるまでの期間は12~16日である」という、今では一般的に知られているこの学説を基に「生理周期から排卵日を特定し、避妊を行う」というものです。

この方法を利用するメリットとして、家庭にある体温計とカレンダーやノートだけで避妊が行える、ということがあげられますが、デメリットとして「確実な避妊はできない」という点があります。

ですが、上手く活用すれば「自分が妊娠しにくい日と妊娠しやすい日」を調べることも出来るため、妊娠しやすい期間の前後数日間は性行為を行わない、というような方法を取れば避妊成功率を上げることも出来るので、やり方を覚えておきましょう。

月経予定日から逆算を

オギノ式の避妊方法を説明する女医

オギノ式を利用して避妊を行う場合、まずは「自分の月経予定日を知る」必要があります。

多くの人は「次は○日に月経が起こるはず」という風に、自分の今までの経験や基礎体温などの情報から月経予定日を知っていると思いますが、その情報を基に逆算していき、精子の生存日数と排卵日などを計算していき、妊娠しやすくなっている日を特定していくのです。

例えば28日周期で月経が起こるという人は、28日からオギノ式学説にある「排卵してから次の月経が起こるまでの期間は12~16日である」という考えを基に逆算すると、「次回月経開始日から12~14日前が排卵日である」というのを特定し、そこから体外に放出された精子が生存している可能性がある期間である「3日間」を加算することによって「月経開始日から数えて10~17日の間は妊娠する可能性がある」ということを特定する事が出来るのです。

その為、その期間中に性行為を行う際にはコンドームなどを利用しながら避妊を行う、もしくは性行為を避ける、といった配慮が必要となるのです。

確実ではありません

確実ではないことに悩む女子

オギノ式の避妊方法は、月経開始日から逆算をすることによって妊娠しやすい期間と妊娠しにくい期間を算出する、という避妊方法なのですが、皆さん想像の通りこの方法というのは確実な避妊方法とはいえません。

その時々の体調によって月経開始予定日自体も変動しますし、排卵日もそれによって変動を起こすので、精子が生存している期間を予備期間として定めていたとしても、避妊確率はそこまで高くありません。

ですが、このオギノ式の避妊方法を知っていれば「妊娠しにくい大まかな期間」というのを知っておく事は出来るので、それを参考に「今日は特に念入りに避妊をしておこう」という風に避妊に対しての意識を強める指標を作ることが出来ます。

そして逆に「いつ妊娠しやすいのか」というのを知ることも出来るため、それらの情報を参考に子どもを作るための「妊活」と言うものを行う際にも役に立ちます。

なので、避妊方法として確実ではないからと言って試さないのではなく、一度は試して自分の身になるものがないかどうか、というのを調べてみるのもよいでしょう。

その他の避妊方法

IUSについて解説する医者

避妊方法は他にもIUSと呼ばれる物があります。

これは避妊リングの中に「黄体ホルモン」というものを放出する機能を搭載しているもので、避妊リングと同じように装着することによって子宮内で黄体ホルモンを放出し、ピルを服用したときのような効果と避妊リングの避妊方法を同時に実行できるようになっています。

そして避妊方法の中でも非常にリスクが高いけれどもm、非常に効果の強い物に「外科手術による避妊」というものがあります。

これは男性の場合は精管と呼ばれる精子の通り道を、女性の場合は卵管と呼ばれる卵子の通り道を専用の糸で縛る、もしくはこの部位を切除することによって物理的に精子が精液中に混ざらないように、もしくは卵子が子宮内に入り込まないようにする効果があります。

この方法は非常に強力な避妊効果がありますが、物理的に肉体に損傷を与えて避妊を行うため、一度この方法を行ってしまうと生殖機能を復活させることは非常に厳しくなってしまいます。

なので、もしこの方法で避妊を行う場合、リスクをしっかりと考えた上で行うようにしましょう。

非常に強い避妊効果

避妊方法を考える女子

IUSを使用しての避妊というのは非常に強い避妊効果があり、避妊成功率は通常の避妊リングと同じように「99.8%」程と言われています。

そして外科手術による避妊ですが、こちらは物理的に精子や卵子が出なくなるようにしてしまう為、避妊成功率は「100%」と言っても良いでしょう。

その為、避妊成功率としては非常に高く、もし確実に避妊を行いたいと思っているのであればこの方法が最も良いと思われます。

ですが、その分デメリットとして「物理的に精管や卵管に対してダメージを与えて精子や卵子が出なくなる為、生殖機能を再度復活させるのはほぼ不可能に近い」という、とても大きなデメリットが存在しています。

その為、もしこの方法で避妊を行うのであれば「もう今後子どもを作れなくなっても良い」という明確な意志がなければ、行わない方が良いでしょう。

もし気軽な気持ちで行ってしまった場合、後々非常に大きな後悔をしてしまう可能性があります。

また、自分は将来的に子どもを生みたい、子どもを持ちたいと思っているけれども、パートナーからこの方法で避妊をするように、と言われた際には必ずしっかりと相談を行い、自分の意志を相手に伝えるようにしましょう。

頼りきりにしない

幸せそうなカップル

様々な避妊方法を紹介していましたが、最初にも記載したとおり避妊方法には「男性が主導となるもの」と「女性が主導となるもの」が存在しています。

そして、この避妊方法をチェックした時に多くの人が「女性が行う避妊方法のほうが多い」という事に気がついたはずです。

実はその通りで、世の中に存在している避妊方法というのは男性主導で行うものよりも女性主導のもののほうが多く存在しているのです。

ですが、多くの人がそのことを知らず「避妊は男性がコンドームを使用して行うもの」「女性が行うのであればピルを飲む」という認識しかないのです。

ですが、これらの方法というのはどれも100%の確率で避妊が行えるわけではありません。

そのため、避妊を行うのであれば「決して相手に頼りきらない」「二人で一緒に避妊をする」というのを意識していき、しっかりとした避妊を行っていくようにしましょう。

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