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アフターピルの種類と避妊成功率について詳しく解説します。

強力な避妊効果

薬と水

ピルと呼ばれる医薬品には「低用量ピル」という、用法用量を守りながら継続して服用することによって、ほぼ100%に近い避妊効果を期待できるものがあります。

ですが、それ以外にも「アフターピル」と呼ばれる物があるのを知っていますか?

このアフターピルは別名「緊急避妊薬」と呼ばれるもので、通常の避妊方法……例えばコンドームを使用しての性行為を行っている最中に、コンドームが膣内で破れてしまい、そのことに気づかないまま射精を行った結果、子宮内に精子が入ってしまったとき等、急いで避妊を行わなければならない状況などに、このアフターピルを服用します。

そうすることによってアフターピル内部に含まれているホルモン成分が体内に吸収され、血液中のホルモン量を急激に増加させ、強制的に月経を引き起こし、ほぼ100%に近い避妊が行えるのです。

ですが、その分体に掛かる負荷も非常に大きく、吐き気やめまいや異常出血などの様々な症状が現れることもあるので、服用する際には十分な注意を払いつつ、避妊を失敗してしまったときや、性犯罪の被害に遭ってしまった時など、本当の緊急時にのみ服用する、というのを忘れないようにしましょう。

服用時の注意点

ピルをペットボトルの水で服用している女性

アフターピルにはいくつかの種類が存在していますが、多くのアフターピルはシートに1錠、もしくは2錠のアフターピルが付いています。

初めてアフターピルを見た人は避妊に失敗してしまった、という焦りからこの薬をどうやって服用するのかがわからなくなってしまう人もいると思いますが、まずは「どうして錠剤が1錠と2錠のものがあるのか」というのを知っておきましょう。

1錠しか無いものは、その1錠で避妊にするのに必要な女性ホルモンを摂取することが出来るので、服用した際に非常に強い副作用が現れる可能性があります。

ですが、2錠タイプのものは「1錠服用してしばらく時間を置いてもう1錠服用する」という服用方法を行う為、体に対してかかる負荷も1錠のものよりも軽く、辛い副作用に苦しむ時間なども少なくなるのです。

ですが、2錠のものは服用間隔を開けて飲む必要がある為、場合によっては「忙しくて飲み忘れてしまう」という可能性もあります。

そうなってしまうと避妊の成功率も非常に低くなってしまいます。

どちらにも一長一短が存在しているため、自分の性格等によって服用するものを選び、確実な避妊を行うようにしましょう。

2種類の服用方法

「ヤッペ法」と「ノルレボ法」について説明する医者

アフターピルには有名な服用方法が2つ存在しています。

その方法というのは「ヤッペ法」と「ノルレボ法」と言うものです。

この内「ヤッペ法」と言うのは過去に行われていた「中用量ピル」というものを利用した避妊方法で、現在主流となっている服用方法ではありません。

方法としては「中用量ピルを避妊失敗後72時間以内に2錠服用、その後12時間後に再度2錠服用」というものなのですが、この方法で避妊を行ってしまった場合、体内に過剰なまでの女性ホルモンを供給してしまい、非常に強い副作用が現れてしまう可能性がある為、体に対して非常に負荷の強い避妊方法なのです。

そして「ノルレボ法」と呼ばれる方法は中用量ピルではなくアフターピルを使用した避妊方法で、体に対しての負荷が非常に少ない為、現在ではこの方法が主流となっています。

方法としては「避妊失敗後72時間以内にアフターピルを1錠、もし2錠タイプのものであれば2錠服用する」と言うものです。

薬の種類によっては72時間以内に1錠目、12時間経過後に2錠目を服用するタイプのものも存在していますが、この方法は体に対しての負荷が非常に少なく、更に避妊効果も高い為、今緊急避妊を行うのであればこちらの「ノルレボ法」というものを利用するのが良いでしょう。

時間に注意しよう

ピルを服用する時間を考える女性

アフターピルを服用する際に注意しないといけないことに「避妊失敗からの時間」というものがあります。

アフターピルは非常に強い避妊効果がありますが、実は強い避妊効果があるのは「避妊失敗から72時間以内」と言われています。

避妊失敗から24時間以内にアフターピルを服用した場合、避妊成功率ほぼ100%とも言える確率で避妊を行うことが出来ます。

ですが、24時間を超えてしまった場合、72時間以内であれば避妊成功率は約85%程ですが、72時間を超えてしまうと一気に60%程まで成功率が下がってしまうのです。

72時間から120時間までの間であればまだ避妊成功確率は高いと言われていますが、それ以上時間が経過してしまうと幾らアフターピルを使用しても避妊することは難しくなってしまう為、服用するのであれば「可能ならば24時間以内、遅くとも72時間以内」というのをしっかりと意識しながら服用するようにしましょう。

また、避妊失敗から120時間以内に緊急避妊を行って効果があるのは「ノルレボ法」を利用した緊急避妊のみで、ヤッペ法では緊急避妊が行えないと言われています。

なので、どちらの方法を利用するのか、というのを迷ってしまった場合は迷わずにノルレボ法を利用するようにしましょう。